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妄想しながら素直になろうよ

第8章 ファンタジーで妄想

ズボンの裾から、上着の袖から、肌を這い回る何本もの蔦に、あらぬ感覚が湧き上がってきてしまう。


「まっ、て・・俺・・こん・・な・、」

服の中で蠢く異物に、モコモコと膨れ上がった布が不気味なシルエットを作る。

「服、邪魔ですね」

するりと服を脱がして、目の前には全裸に剥かれた王子が、蔦に絡め取られ異様な様を見せていた。


蔦が無数に伸びてきて、手首と足首に巻きつき四方に引っ張られて行く。
一抱えもあるような、太い平たい蔦の上に手足を大の字に拘束され寝かされた。


「加瀬、宮!これ・・なに?!やだ・・こんな・・」


「なんでもすると、言いましたよね。力を貸してくれると・・」


「だって、これ・・なに?・・俺を喰べるんじゃ・・」


首を必死に持ち上げて、俺の方に視線を向けようとしているが、蔦に拘束されたまま動くこともできない。


「生気を貰います」


「生気?って・・っっ!ぁっ!」



細い糸のような蔦が胸の小さな飾りに巻きついた。
強く締め付けられ、くびれたように突出して来る。


「なっにっ・・これ・、っぁ」

指ほどの太さの蔦が先端で尖りを弾く。
そしてそこを中心にしてとぐろを巻くように、グルグルと転がし始めた。


「んっ!やぁ・・っひ・・ぁぁっ・・やだ・・」


反対の突起には、先端に小さな穴の空いた蔦が伸びてきた。
穴はうねうねと収縮をしながら、パクっとその突起に吸い付いた。


「あっはっ・・・んっ・・やっ、ぁぁっ・・だめっ・・」


粘液を纏わせながら、柔らかい蔦にきつく吸い上げられると、内海の体は大きく胸を突き出すように反らされた。


「やぁっ・・こっ、んな・・あっ・・ふぅっ・・」


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