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カイザー・ロボット

第4章 情熱の赤きロボット

『ここがロボットの開発や管理をしている工場じゃ。ここに〔カイザー・ロボット〕がおるぞ。』
(ここに………父さんが言ってた伝説のロボットがいるんだ………。)
『見よっ!!!これぞ50年前、わしが手塩をかけて完成させた天下無敵のロボット〔カイザー・ロボット〕じゃぁぁぁーーー!!!』
嶺岸博士は、〔カイザー・ロボット〕の方に指を差し、意気揚々と龍ヶ崎親子に自慢のロボットを見せた。
『素晴らしいですね、博士。』
『じゃろ!?じゃろ!?しかし、それからの50年間が実に長かった………。ヤツの援助がなければ〔カイザー・ロボット〕は完成出来なかった!!!達造も天国で喜んでくれとるはずじゃ。』
『私こそ、こんな素晴らしいロボットを間近で見れて感無量ですよ、博士。』
すると、達也の体に強烈な電波のようなものが走った。
(今………何か電波のようなものが走ったような………。)
達也は、赤いロボットをじっと見つめていた。
(あの赤いロボットが俺を呼んでる気がする………。)

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