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カイザー・ロボット

第4章 情熱の赤きロボット

『さよう。このロボットには、〔AIシステム〕が搭載されとるからいつでもどこでもロボット同士は無論の事、わしら人間とも会話が出来るんじゃ。』
『へー!凄いね!』
『よしっ、今から〔ファイヤー・カイザー〕を起こしてやるからしばし待っとくれや。』
博士が目の前のレバーを横に回すと、〔ファイヤー・カイザー〕の目が赤く光った。
『久しぶりじゃな、〔ファイヤー・カイザー〕。』
『ご無沙汰してます、嶺岸博士。』
『ロ、ロボットが喋った!』
『いつも〔カイザー・ロボット〕の開発や管理で資金援助してくれとった達造がこの世を去ってから10年の時が流れてしもうた。』
『もうそんなに経つのですか。早いものですね。』
『そうじゃな。おう、そうじゃ!紹介しよう。【龍ヶ崎鉄道カンパニー】社長の達彦君と、そのせがれじゃ。』

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