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カイザー・ロボット

第5章 達也パイロットになる!

ある日の日曜日。
嶺岸博士から電話で“すぐ研究所に来るように”との連絡を受けた事を父・達彦から聞いた達也は急いで研究所へ向かった。
研究所に着くと、呼び出した張本人である嶺岸博士が出迎えてくれた。
『こんにちは。』
『おぉ、よく来たな。今日は親父さんは仕事か?』
『うん。今日は会社で大事な会議があるから帰りが遅くなるって父さんが言ってた。』
『【龍ヶ崎鉄道カンバニー】といえば、今や大手鉄道会社じゃからの。忙しいのも無理もない。もし寂しかったらいつでもここに来ると良い。』
『ほんと!?』
『もちろんじゃ。お前さんも何度もここに足を運ぶようになったし、わしが忙しい時は〔ファイヤー・カイザー〕が話し相手になってくれるじゃろう。』
『ありがとう、博士!』
『さて、ここで本題じゃ。お前さん、〔パイロット〕になる気はないか?』
『何だよ、いきなり。』
『ロボットを操縦してみんかって聞いとるんじゃ。さっさと返事せんかい!』

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