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カイザー・ロボット

第6章 初指令!怪ロボットを倒せ!

しかし、それも束の間に
『たっ、大変です!博士!』
とコンピュータールームにいる作業員が大声で叫び出した。
嶺岸博士が
『何事じゃ!?』
と言って作業員の所へ歩み寄ると作業員が
『怪ロボットが出没しました!現在、《コメット銀行》に向かっています!』
とコンピューターが察知した〔コメットシティ〕の現状を嶺岸博士に報告した。
『〔ファイヤー・カイザー〕出動じゃ!達也、早く準備するんじゃ!』
『えっ!?俺が行くの!?』
『バカモン!お前さんはたった今、〔ファイヤー・カイザー〕のパイロットになったばっかりじゃろうが!』
と嶺岸博士が叱責すると達也は
『あっ、そういやそうだったな!すっかり忘れてたよ、博士!あははは………。』
と右手を後頭部に乗せ、苦笑いした。
『やれやれ………この調子では先が思いやられるぞ。それより早くコックピットに乗るんじゃ!モタモタしてると街は壊滅じゃぞ!』
『了解!』
そう言って達也は〔ファイヤー・カイザー〕の所へ走って行った。

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