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『何で俺のせいなんだよ！』
『あんたがボケっとしてたから私までとばっちりを受けたんじゃないの！』
『何だと！？』
『何よ！！！』
と、二人が口喧嘩してたらガラガラッと教室の扉が開き、小野坂先生に
『二人とも静かにしなさい！』
と注意され、二人は
『すみません。』
と、謝る始末だった。
放課後、達也が一人で帰ろうと玄関まで行くと、後ろから
『やっほー！達也！』
と、サキが走って来た。
『何だよ、サキ？』
そして玄関から晴れた空を見上げたサキは
『うわー！晴れたねー！』
と嬉しそうな顔で、そう言った。
『話をはぐらかすな！』
『ねぇ、一緒に帰らない？』
『あ、あのなぁ。』
サキからの突然の誘いに達也は少し困惑気味だった。
結局、二人は一緒に帰る事になった。
『それにしても、お前は立ち直りが早いよなー。』
『そう？』
『そうだよ。お前は余程の事でもない限り滅多に落ち込まねーし、立ち直りの早さは天下一品だぜ。』