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カイザー・ロボット

第9章 女番長:〔宮沢サキ〕

『サキか。何の用だ?』
『お父さん。この街に伝説のロボットがいるって本当なの?』
『………どうして、それを?』
『あ、あの………この街に無敵のロボットがいるって………達也から聞いて………。』
『達也………龍ヶ崎のせがれか。』
『お父さん、達也のお父さんを知ってるの?』
『龍ヶ崎とは長い付き合いだからな。そうか、龍ヶ崎のせがれが知ったという事は、時が来たようだな。』
『え?』
すると源一郎はサキに一枚の小さな紙を渡した。
『この紙に書いてある場所に行きなさい。そこに私の秘密がある。』
源一郎が長年、サキに隠し続けてきた秘密がついに明らかになろうとしていた。

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