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そして
『見よ！これこそ、わしが長年の研究を重ねて開発し、熟成させてきた伝説のロボット〔カイザー・ロボット〕じゃー！』
と、いつぞやの時にも聞いたような台詞を得意気に一度ならず二度までも発する嶺岸博士であった。
以前にも同じ台詞を聞いて達也は
『その台詞、俺が初めて来た時と同じじゃねーか。ったく、しょーのねージイさんだなー。』
と終始、呆れていた。
『ええーいっ！やかましいわっ、バカモン！』
『だって本当の事じゃねーかよー！』
『何をー！？』
『………これが………これがお父さんがずっと隠してきた秘密なの？』
すると、嶺岸博士はサキのもとへと歩み寄り、
『さて、サキとやら。』
と、サキの名を呼んだ。
『はい。』
『これでもお前さんは、まだ信じられんと申すか？』
嶺岸博士がそう訪ねると、サキは首を横に振った。
『そうかい。わざわざ工場まで連れてって見せた甲斐があったわい。それじゃー、お前さんもパイロットになるか？』
『えっ！？』