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禁断の恋は寮の中でー

第4章 ノブとハル


「じゃ、ここ、
セリフ言って?」


「えっと…

…み、美琴?」

「なーに?空」


龍舞は役になりきっているのか、

俺の肩に顔をのせ、
耳元でささやく。


「っ…ほ、ほんとうに
え、えっちするの…?」


あまりの恥ずかしさに
ぎゅっと目をつむる。


「はい、カット。

そんなカタコトに言って
どーすんの?」


龍舞は台本を手に取り、
文字を指でなぞりながら

丁寧に教えてくれる。

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