禁断の恋は寮の中でー
第4章 ノブとハル
台本の裏にいるノブが
じーっと俺たちを眺める。
は、恥ずかしい…!
「はい、わかったら
次のセリフな?
今度は止めたりしないから
ちゃんと言えよ?」
ニカッとハニカミながら
いつもみたく
俺をからかう龍舞。
龍舞の笑顔は好きだけどさぁ…。。
「…嫌?」
『ビクッ』
龍舞は腹にあった手を
胸までもってきて
強く俺を抱く。
セリフの横には、
龍舞のした行動が台本に書かれている。
すごい…!
俺も頑張らなきゃ…!
「い、嫌じゃないよ?
いっぱいいっぱい…
して…?」