禁断の恋は寮の中でー
第5章 龍舞と克樹
このままじゃ……だめだ。
「じゃ、行こっかハルちゃんっ」
「え、え……どこに?!」
ぎゅっとハルの手を握って室内へ。
「どこって……クスッ。
演技の練習しなくていいの?」
ハルははっとして、うつむきながら黙って俺に手をひかれる。
あ〜可愛い。
うつむくハルは顔を真っ赤にしていた。
これからのことでも想像してるのか?
ハルの部屋の前まで来た。
「え、ノブの部屋じゃないの?」
「今日はノブ、仕事で帰ってこないよ?」
「え!?じゃあやる意味が……」
俺は有無を言わせずドアを閉め、
ハルをベッドに座らせた。