ノンケのごとく♂
第1章 体育館の中心でゲイ♂をさけぶ
名前は佐藤 陽彦(さとう はるひこ)。性別と一人称は、『漢』。
学校生活における得意なことと言えば勉強くらいか。その特技を生かし、見事、私立の男子校に入り学費を浮かす事が出来た。えっへん。
苦手なことは運動。体育祭前日には微熱を捏造し、プール開きには女装し女の子の日を主張して見学したもんだ。そのあとプールに投げ飛ばされたっけなあ。
第二次成長を迎えても尚、大した成長を見せないひょろい身体と身長と童顔がコンプレックスな、15歳、日本男児だ。
※(間違っても「もやしっ子」等という低俗な言葉で漢を表してみろ? ダンジなら後ろの穴にもやし突っ込んで許すけど、おんなならもやすからね)
ああ因みに気付いてるかも知れないけど、漢の好きな食べものはダンジ(男性♂)だ! 自らの尻私欲を満たす尻合いを求め、遠路遥々、男子校までやって来たのだ。
そして嫌いなものはビッチ(おんな♀)! わざわざ異性ことウルトラマ×コスモスの居ない異星までやって来たのだ。
……だというのに。先述の通り指導を加えてきたのは、ビッチ教師だった。ちきしょー。だいたい校長の話の邪魔したくらいでなんだ。
陽彦「グッヘッヘヘヘッ……」
木偶の坊の長話聞いてるよりか、肉の棒たち(目の前に並ぶダンジたち諸君)に悪戯してた方が、よっぽどゲイの肥やしになるっての!
陽彦「だよねえ? 校長よりカンチョーだよねえ?」
前に並んでるダンジA「えっ……」
さっそく悪戯をすることにした漢は、さりげなく背後から声を欠けると彼と息のかかる距離まで接近する! 両手を拳銃の形に象ると、その尻肉に突きつけた。