ノンケのごとく♂
第1章 体育館の中心でゲイ♂をさけぶ
陽彦「動くな、漢はゲイだ」
Aくん「ひぃ……!」
悲鳴をあげたAくんの身体がタチに睨まれたノンケのように硬直する。グヘヘ、可愛らしいなあ、たまらんなあ。
漢は理性という安全装置を外すと、銃口を(指先を)急所に(お尻の真ん中に)向けて狙いを定めた!
陽彦「さあさあ、命ゲイをするならいまのうちだよ」
Aくん「いっ、一体なにがしたいのさっ」
陽彦「グヘヘ良いだろう。君の〝知りたいこと〟なら何でも教えてあげるぞう。漢の目的はねえ」
お手製マグナムに、銃弾の代わりの性欲とゲイ欲を込めると、
陽彦「君に〝尻痛いこと〟を教えてあげることさっ」
Aくんのアソコ目掛け一気に加速する!!
Aくん「嫌あああアッー」
陽彦「そうれ、漢(カン)チョー発射ッ! 標的は君のアナ――」
?『首席の和泉谷 悠(いずみや ゆう)と申します。宜しくお願い致します』
陽彦「――ル!?」
指先を突き刺そうとしたその時、壇上に立つある一人の男児の存在に気が付く。
さっきまで校長が長話を繰り広げていたそこでは、本年度の首席に選ばれた生徒による挨拶が行われていた。
悠『この度、僕たちを迎え入れてくれた薔薇色学園に心より感謝を申し上げたいと思います』
ななな、何だ、あの見目麗しきダンジは……。