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気が狂いそうな快感の後に

第4章 マフィアと海に遊びに行こう

「ダメか?」

リーダーは少ししょんぼりしたような目で見てくる。
やめろ、あんたがやっても恐いだけだから。

「ダメっていうか…そもそも私、水着なんて棄てちゃいましたよ…」

「ならば俺たちが買いに行こう」

「は!?何で!?」

「千歳と翡翠がもうすぐ帰ってくる。あの二人はコンビを組むことが多くてな。セイ、ショウの二人も夕方には帰ってくるから、その時に話そう」

また、何やら話が飛躍している。
この前の酒盛りと似たようなことになる気がする…

そのとき、ガチャリとドアが開き、千歳と翡翠が姿を表した。

「よお、ただいまリーダー。あれ、茜もいるじゃあねぇか」

「二人ともただいま…はい報告書」

「お帰り翡翠、千歳。早速だが三人でデパートに行こう。茜が外に出たいというから、今度の週末、海に行くことにした。確か全員非番だったな」

「おお!海か!!いいじゃあねーか!」

「わかった。茜、サイズいくつ?」

ちょっと、私の話を聞いてください…

っていうか女の子にサイズ堂々と聞くんじゃない!

「いや、でも、言ってくれないと買えないぜ」

「………」

私にどうやら拒否権はないらしい。

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