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気が狂いそうな快感の後に

第4章 マフィアと海に遊びに行こう

俺ー翡翠ーは、現在上司の榊と後輩の千歳と一緒にデパートの水着売り場にいる。
男三人がこうした場所にいると、まあ当然変な目で見られるのだが。

「とにかく俺はこんなチャラチャラした水着は許さんぞ、千歳!」

「リーダーこそ何だよその水着!あんたロリコンだったのかよ、がっかりだね!!」

榊と千歳はお互い選んだ水着を指しながら喚いている。

榊が選んだのはピンクのフリフリ?みたいなのがついたワンピースタイプの水着。露出が少なく、胸元に白いアニメの猫の絵が描いてある。

俺に言わせれば、それこそかガキが着るようなヤツだ。あんた茜の年齢わかってるのか?

千歳が選んだのは黒と金のモノキニ。
上下をつなぐ金具や肩紐にあたる部分が鎖のチェーンで出来てて、半端なくチャラい。

まあ、あ茜の体系的にこういうのは似合うんだろうが、それじゃあ茜が俺たちみたいに見えるじゃあねぇか。

「お前らさあ、そんな水着じゃあなくて、もういっそコレでいいじゃあねぇか」

と、俺が選んだ真っ赤な三角ビキニを出すと、二人とも虫を見るような目で俺を見た。

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