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気が狂いそうな快感の後に

第2章 マフィアのペットになりました

まさか年上とは思わなかった。
だって、どう見ても未成年者だったから。
「高校生です」と言われても多分納得するだろう。

「茜ちゃん悪いけど、チーの前で年下だと思ったなんて言っちゃあダメだよ。気にしてるから」

オレンジ髪がまだクスクスと笑いながら言う。

「千歳っていう人と、あなた…」

「僕はショウ。黒髪のほうがセイ」

「…ショウさん達は知り合いなんですか」

「知り合いもなにも、同じ仕事仲間で運命共同体だよ」

「へえ…」

運命共同体。ショウやセイと同じ仲間である千歳は私の目の前で人を三人も殺していて、二人はそれを知っている。

そして、特になんとも思ってない……

更に私はは誘拐され、拘束されて
こんな得体のしれない場所にいる。

彼らは間違いなく、まともな人たちじゃあない……!!

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