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プリンセスを護衛

第17章 あなたが犯人です。

「泉さんと大地くん?」

「そう。あの2人は演劇部の中でも素晴らしいね。でもそれだけにセリフや舞台設定にもかなりこだわるようになってね、うるさいんだよ。所詮、大学の演劇というだけなのに。」

「成瀬は?」

「カムフラージュと君が悲しむだろうと思って。」

優馬は我慢の限界だった。

「ふ、ふざけんなっ!テメェ!何が悔しいだよ!何がうるさいだよ!」

涙が出てきた。後ろで見ていた美憂はびっくりした。こんな優馬は見たことが無かった。

「黙れ!ガキが!」

「ガキはテメェの方だってンだよ!」

「何だと!」

「大人ならちゃんと生徒と向き合うべきじゃねえのか。」

そう言って優馬は涙を拭った。

「うるせえ!」

相良は怒鳴り、いきなり優馬の首を締め上げた!

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