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プリンセスを護衛

第37章 白い手紙

翌日 
PM 9:00

優馬はタワーの展望台に入っていった。
黒いドレスを着た女性が優馬に背を向けた状態で椅子に座り、赤ワインを飲んでいた。

「手紙を受け取ったみたいね。」

女性が人の気配に気づいたのか声を発した。
そして振り返った。

妖艶な美女

この表現が1番正しそうだ。
真っ赤な唇の美女が微笑を浮かべて優馬を見つめていた。
優馬は厳しい顔をして黙っていた。

「笑いなさいよ。こんなイケメンの坊やが来るなんて思って無かったわ。」

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