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プリンセスを護衛

第37章 白い手紙

「あなたの名前はなんていうんです?」

「結木美衣(ゆうきみい)よ。」

優馬は咄嗟に美憂を思い浮かべた。
名前がとてもよく似ている。

「手紙を受け取ってくれたのよね。一緒にワインを飲みませんこと?優馬くん。」

「結構です。僕がここに来た理由は手紙のことがただ気になって来ただけですから。」

「お堅いこと。」

美衣はそう言いワインをまた口に運んだ。
優馬は美衣をよく見た。
20代後半から30代前半くらいだろうか。

「それより手紙のことを教えて下さい。」

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