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プリンセスを護衛

第37章 白い手紙

どれくらいたっただろうか。
優馬は目を覚ました。
頭が少しクラクラするが問題はなさそうだ。
時計を見ると10:30。
約1時間ほど眠っていたようだ。
場所も展望台のまま、財布も携帯も手紙までも無事だ。

「一体何の真似だ?ただの物取りでもないだろうし。」

優馬はそう呟きつつ立ち上がりタワーを出た。
そしてその足で美憂の家を目指した。


「おや?こんな遅くにどうしたんです、優馬くん?」

結木が出てきて不思議そうな顔をした。

「夜遅くにすみません。ちょっとお伺いしたいことがあって。」

「とりあえず上がってください。」

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