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プリンセスを護衛

第38章 美憂の涙と優馬の決意

優馬が黙っていると女性が気付いたように言った。

「君、もしかして千葉優馬さん?」

「はい。」

優馬が頷くと受付の女性が言った。

「展望台で女性の方がお待ちだと言っておられました。」

「…分かりました。」

優馬はエレベーターに乗り展望台へ向かった。
展望台に入るとこの前と同じように女性が振り向いた。

「随分、遅かったわね。」

「別に待ち合わせしてた訳でもないだろう?」

「もうそろそろ真相を暴きに来るんじゃないかと思ったんだけどね。」

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