テキストサイズ

プリンセスを護衛

第38章 美憂の涙と優馬の決意

カチッ

軽い音が鳴っただけである。

「えっ?嘘だろ!どうなって!」

圭太が乾いた笑い声をあげた。

「あはははっ!」

「不発だっただけだ。なにがおかしい?」

「不発だって?」

圭太がバカにしたように聞き返した。
圭太は領の拳銃を掴み自分に向けると言った。

「撃ってみろよ。」

領が引き金を引く…が

カチッ

また同じ音が鳴った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ