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プリンセスを護衛

第1章 お嬢様をお願い!

いかにも怪しい感じがするが時給に惹かれた。一応、連絡して内容だけ聞いてマズそうだったら断ろう。
ケータイを取り出し電話をかけた。

「もしもし、結木(ゆうき)です。」

優しそうな男の人の声がした。

「あの、バイトの募集広告を見たのですが。」

「ああ、あれですね。」

「はい、一体どのような仕事か興味があって。」

「じゃあ来てみるかい?」

「はい?」

「実際に会って話した方が早いし、テストもあるし。」

「はあ。」

言われるまま優馬はその指定の場所に行くことになった。

バスに乗り約40分、郊外の駅で電車を降りた。
そこには大きな立派なお屋敷が建っていた。
優馬はドキドキしながら呼び鈴を押した。

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