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「三橋には関係ないだろ？」

夕人は驚いたようだ。
優馬の口調の激しさ、言い方、声の高さ。
悪意のこもったその声が別人のもののように聞こえた。
夕人は静かに言った。

「俺は、俺はさ大阪に住んでいるからお前に何があったかはっきり言って分からない。でも俺たち友達だろ？」

優馬は黙っていた。

「俺は友達だと思っているけどお前はどうなんだ？」

「三橋が思うって言うんだったら僕も思ってるよ。」

優馬は静かな声で答えた。
そしてぼそりと聞いた。

「三橋、僕って空っぽなのかな？」

「はあっ？」