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プリンセスを護衛

第50章 番外編 演劇部の出し物

「あなたは覚えてないかもしれませんが舞踏会よりも前に僕はあなたに会っているんですよ。」

「え?い、いつ?」

「13年前だよ。」

「13年前…」

優姫は必死に考えたが分からない。

「こう言えば分かるかもしれませんね。あなたのお父様の即位式。」

「ま、まさか!」

「そのまさかだよ。」

「A国の大地王子ってまさかあなたのこと?」

大地王子は優しく微笑んだ。
13年前の彼の面影と重なった。

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