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プリンセスを護衛

第57章 優馬の危機

「なんでよ!待ってたら遅刻しちゃう!」

結木は軽くため息を吐くと言った。

「優馬さんに電話を掛けてみましょう。」

美憂は携帯で優馬に電話を掛けた。
5回程のコール音の後、ガチャと音がなった。

「あっ、優馬?」

『お留守番サービスに接続します。合図の音がしたら…』

美憂は携帯を切った。

「出ない。」

ふて腐れたような顔をしている。
その時、家の固定電話が鳴った。

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