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プリンセスを護衛

第11章 僕はあなたの護衛です

「ん?いや、大学の帰りに偶然この車を見かけてな。」

「でも、あんたはクビよ。」

優馬はジッと美憂を真っ直ぐ見つめ言った。

「美憂お嬢様、僕はあなたの護衛です。あなたが僕をクビにしても僕は護衛ですから何があっても守ります。」

「っ!」

美憂は何も言えなくなってポロポロ涙をこぼして泣き出した。
優馬は何も言わずに美憂を抱くようにして美憂の家に入った。

「お嬢様どうなさった…、優馬くん?」

「結木さん、美憂を寝かしてあげてください。僕、今日このまま帰るので。」

優馬はそう言い、バスの乗って帰った。

翌日、手紙が届いた。
封筒には女の子の丸っこい字で
千葉優馬 様と書かれていた。
優馬は急いで封を切った。
中からは印刷した紙と手紙が出てきた。

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