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プリンセスを護衛

第57章 優馬の危機

久し振りに病院に見舞いに来た美憂が言う。

「若いからみたい。体力があるし。」

優馬が笑う。
相変わらず青白い顔だが声は聞こえるぐらいにはなった。

「学校、早く行って遅れ取り戻さないと。」

「成瀬さん、ノートのコピー取ってくれてるって。」

全くとんでもない模範生である。
しかし、優馬は感心しつつ、少し心配した。
優馬のために色んなことをしてくれる俊。
同時に無理をしていないか?

ズキッ!

頭に少し痛みが走った。

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