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プリンセスを護衛

第60章 圭太と犯人

相手はいきなり飛び出した圭太に向かい、ナイフを突きだした。
咄嗟に彼はナイフを素手で掴んだ。
痛さに顔をしかめつつ、ナイフを奪い取り、部屋の奥に放り投げた。

「何者だ!」

相手の低い声が聞こえた。

「お前が1番、何なんだよ!」

圭太は記憶をたどった。
聞いたことが無い声だった。
当たり前だ。
圭太は会ったことが無いのだから。

“圭太”は…である。

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