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プリンセスを護衛

第60章 圭太と犯人

「そこに寝てる男子に酷い目に会わされた、大学の講師さ。」

「大学の講師?」

その時だった。
いきなりその大学講師が圭太の身体を引き寄せると彼の首に右腕を巻き付けた。
左手にはナイフ。
もう1本持っていたらしい。

(え?)

「悪いな。君は知りすぎた。首を突っ込んだ君が悪いんだよ。」

「っ!」

首筋に刃の切っ先が軽く触れ、傷みが走った。
その時、

「圭太は…圭太は関係ないだろ!」

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