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プリンセスを護衛

第12章 長編 夏のキャンプは危険

翌朝…

「美亜さん、本当のこと話してくれる?」

「何のことです?」

「本当に君は一人暮らしなの?」

「ええ。」

「本当に?」

「おい、優馬…」

俊が止めるがさらに優馬は重ねて聞く。

「だって一人暮らしなのにどうしてベッドが二つあるんだ?」

「優馬、止めろ。」

「だって…」

「優馬っ!」

俊が怒鳴った。優馬は口をつぐんだ。

「ごめんね。美亜ちゃん。」

「いいえ。」

美亜はそう言って部屋を出た。

「優馬、お前何考えてるんだよ。問い詰めるなんて。」

「問い詰めた訳じゃない。確認しただけだ。」

「同じことだろ。」

「だって考えてみろよ。なんかおかしいよっ!」

「おかしい、おかしいっておかしいのはお前だよ、優馬っ!」

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