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プリンセスを護衛

第12章 長編 夏のキャンプは危険

「何だよ。僕のことが信じられないのか…。勝手にしろ。」

優馬はそう言って俊に背を向け横になった。


夜…
成瀬はふと目を覚ました。
横を向くと優馬は成瀬に背を向けた状態で窓の外を眺めながら歌を歌っていた。

「優馬?」

「なんだ?起きたのか。」

「ああ。何歌ってるんだ。」

「別に。眠れないから。」

「ふーん。俺はもう寝るよ。」

「ああ。起こして悪かった。」

成瀬は横になるとすぐに寝息を立てだした。
優馬はそっと部屋を抜け出した。
そして、隣の部屋を開けた。

「っ!!」

優馬はびっくりしてのけぞった。
そこにはFAXとパソコンがあった。

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