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俊も地面に倒れて気を失った。
その時、俊の銀色のピアスが取れて地面に落ちたが美亜は気づかなかった。

「フフフ…」

美亜はニヤリと笑うと優馬を服をつかんで持ち上げ俊は引きずるようにして家に連れて帰った。
家には地下室があった。
俊は両手両足を手錠と足かせでつながれ、優馬は鎖で入り口の近くの柱に縛られた。

「美亜ちゃん、何をするんだ！」

美亜は俊の方を見つめて言った。

「何で逃げたの？私と一緒に居てくれるって言ったじゃん。」

そしてナイフを取り出すと俊に見せつけるように優馬の喉に突き付けた。

「今度逃げたらこの子殺して、あなたを私だけのものにする。」

「な、何をっ！」

「ウフフ…。楽しい生活が送れそう！」

「気が変になってるよ。あの子…。」

優馬がつぶやいた。