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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

倉庫のような部屋に着いた。
確かに泉たちはそこに居た。

「なんだよ…これ…」

優馬の顔からサーッと血の気がひいた。
部屋の光景は恐ろしいことになっていた。
泉と優は倒れており、俊、大地は壁に張り付け状態でベルトで固定されており、圭太と俊也は鎖で宙吊り状態だった。
優馬の頭にカッと血が登り、キッと男を睨んだ。
茶色い澄んだ瞳は怒りの強い光を帯びていた。
男はビクッとして一瞬怯んだ。
優馬がその隙を見逃す筈がない。

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