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プリンセスを護衛

第65章 美憂のわがまま

美憂は黙って相手を見ていた。
無表情で…。

「俺らとは口もきいてくれないのか?」

「ひょっとして怖くて声が出ないとか?」

「さっきの男と付き合ってる訳じゃ無いんでしょ?俺らとも遊んでよ。」

その時

「付き合ってるって言ったら?」

静かで落ち着いた男性の声。

「付き合ってるって言ったら、どうする?」

優馬が軽く首を傾げた感じで問う。

「このヤロ!」

相手が繰り出してきた拳を軽く横に避けるとその勢いのまま、前につんのめった男の背後から蹴りを入れる。

「ゴメンね。」

取り敢えず謝ってから足払いをかけ、相手の顔面に拳を入れる。
残った1人が背後から優馬に飛び付いた。
なかなか振り払うことが出来ない。
その時…

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