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プリンセスを護衛

第65章 美憂のわがまま

帰り道
2人は雑談しながら歩いていた。 
ふと視線を感じた。
優馬はパッと後ろを振り返る。

「優馬?どうしたの?」

「…」

優馬は黙ったままだ。

「優馬?優馬!」

ハッと我に帰る優馬。

「あっ、えっ、何?」

「どうしたの?忘れもの?」

「あーっ、いや。何でもない。行こう。」

美憂を促して歩き出す。

(気のせいだよな、気のせい…)

そう自分に言い聞かす。
しかしあれは…

視線というより殺気に近かった…。

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