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大地が言う。

「俺、思ったんだ。学祭は今日を含めてあと2日。その間に犯人は何かしてくると思うんだ。それがチャンスだ。」

「でも、逆にピンチでもあるよね。何か危険な目に遭わないか心配ね。」

優が下を向いて言う。

「まあ、用心するに越したことは無いからね。とりあえず1人は避けよう。」

泉が言った。

「でも、せっかくだから楽しもうぜ。」

俊は楽天家だった。
その日は優馬は部活の店の係にはなっておらず他のみんなも開いている様だった。
泉の提案で６人で回ることにした。

「お化け屋敷に入ろう！」

パンフレットを見ていた大地が提案した。
その途端、美憂が顔を強張らせた。

「美憂、怖いのか？」

優馬が冷やかす。

「ば、ばか言わないでよ！この私に怖いものなんかないんだから！」