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プリンセスを護衛

第16章 学祭の罠

「じゃあ、入ろうぜ。」

6人で入った。
真っ暗だった。
あんなに強がっていた美憂も優馬の腕につかまってばっかりだ。

「きゃあっ!」

優の声だ。

「何だ?」

今度は大地だ。

「何が起こったの?優馬答えなさい!」

「偉そうに言うなよ、美憂。慌てすぎだ。優、大地、何があった?」

返事がない。
嫌な予感がする。

「っ!」

優馬は美憂の腕を引っ張って急いでお化け屋敷から出た。
泉も大地も俊も優もいない。
係の学生を捕まえて聞く。

「ここから女の人2人と男の人2人出てきませんでした?」

「いいえ?中を確認しましょうか?」

「お願いします。」

学生は中に入ったが数分して出てきた。

「いませんでしたよ?」

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