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私とキミの恋愛事情

第4章 いつもと変わらない、

「おはよ…」

私は部屋から出、階段を降りてリビングへ向かう。
「おはよう、愛衣」
そこには、お母さんが居た。
いつものように、笑顔でいてくれた

「お父さんは…?」
いつもならここにお父さんも居る。
だが今は居なかった。
気になったので聞いてみると…

「今日は早く出たわよ?」

私のご飯を持ってきてくれながらお母さんは言う。
「そっか… ……いただきます!」
お腹も空いたのでご飯をちゃんと食べる。

すると。

「おはよ」

お兄ちゃんが、来た。

「おはよう」
お母さんは、私に向けてくれた笑顔を
お兄ちゃんにも返す。

「おはよ、母さん。」
お兄ちゃんも、笑顔だ。

そして私が無言でいるとお兄ちゃんがこっちを向く。
そして

「おはよ、愛衣?」

「いつもと変わらない」笑顔だ。
「いつもと変わらない」態度だ。

お兄ちゃんは、
いつもと変わらない。

私の事を家族と思っていないのだろうか。
家族じゃないから親近相姦じゃない、
とでも言うのだろうか。

そう、言われそうで。
怖かった

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