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私とキミの恋愛事情

第11章 ありがとう

*
私はベッドに寝転がる。
「はぁ…勇くん激しすぎだって…」
結局あれから、外で2回目をやった
まぁ、私が誘ったようなものだけど…

「…………これで良かったんだよね」

私は独り言を呟いた。
私は勇くんの“彼女”になったんだ。
これからは幼馴染とか、
友達じゃない。
しかも肉体関係まで持っているんだ。
尚更、友達ではいられない。
そう、私は勇くんが好き。
これから沢山一緒に居て、
誕生日とかクリスマスとか。
一緒にいるんだから。
勇くんだけを愛していればいいんだから。

「ねぇ、それ。本当?」

ゾクッ、とするような冷たい空気。
それと、声。
誰?
そう聞こうとしたとき。
私は金縛りにあった。

「ねぇ、本当なの?ねぇ。」
その声は私から見えないところで聞いてくる。

「っああ…」

私は答えられない。

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