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私とキミの恋愛事情

第12章 “抵抗”と嫌気”と“嬉しさ”と…

「あ、愛衣。どうしたんだよ」

さっきの事、
それと今の愛衣の格好の事があり
俺は俺らしくない感じだった。

「…」

愛衣は無言のまま。
なんというか、目が虚ろ。
起きてるけど起きてない奴見たいな目だ

「愛…衣…?」

俺は何だか怖くなって、
名前を呼んだ。
なんだか君が、何処かへ行ってしまったみたいで怖かったから。

「光…。」

やっと口を開いた愛衣だが、
その声は愛衣じゃない奴みたいだ

「…何?」
「あのね…」

何だかいつもより甘い声の愛衣に反応しながら、
俺は平然を保つ。

「大好き…」

衝撃の一言を言った愛衣は、俺に抱きついてきた

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