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はれのちくもり、キスのちXX…

第1章 幼なじみ

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「ほら、ついたぞ真央。」
「うんありがとう。」
「じゃあまた迎えに来るからメールしろよ。」
「うん、じゃあ後でね!」

修平はあたしを門の前に下ろして通り過ぎて行った。

「真央おはよ!」
「菜摘!おはよう。」
「今日も北高の彼に送ってもらったの?」
「彼って…そんなんじゃないよ、修平は。」
「ふーん?」
「何その信じてなさそうな返事。」
「信じてないもん?」
「もう!」

あたしと修平は幼稚園から中学校までずっと一緒だった。
高校も一緒にいれると思っていたけど、あたしの学力が足りないから北高には行けなかった。

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