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はれのちくもり、キスのちXX…

第1章 幼なじみ

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「真央、入るぞ。」
「・・・勝手に入ってこられたら自然となれちゃうって。」
「?何か言ったか?」
「何でもないですよー。」

ノックもされずに部屋を開けられて慣れないはずがない。
あたしはベッドの上でごろごろ雑誌を読んでいて、修平はあたしのベッドに座る。

「お、少女漫画発見。」
「それ、最新刊だよ。」
「まじでか。読んでからいこーっと。」
「え、もうお母さんも凌も修平の家?」
「ああ。」

隣でドサっという音が聞こえたかと思うと、すぐ横に修平の顔。

「ちょっと、なんで隣で寝転がるのー。」
「良いだろべつに。」

黙って漫画を読み始める修平の顔をみると、不覚にもかっこいいなと思う。
中学の頃もモテていて、ファンクラブだってできてしまいそうなほどだった。

何人かの人と付き合っていたらしいが、どれも長続きしなかったらしい。
ころころと彼女がかわっていた。



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