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俺だけの有害図書

第3章 開花したものとは?…

「じゃあ、ジッー…」

擬音を口で言うな…また、俺の顔を見つめた…霊視とか言う奴か?…占い師じゃなく霊能者かな?…


今度はけっこう長く見つめるな…


顔がいいから、ちょっと恥ずかしい…しかも、なかなかのマシュマロをお持ちで…


「じゃあ、見えた事を…発表します…」

急におちゃらけた…


「お兄さんの身直に…余りいい関係ではない人が3人…います…」

ピクッ…いい関係ではない3人…すぐに思い当たった…


俺には…母と姉と妹が居る…確かに余り会話もなく俺は邪険に扱われてる…


「う~ん…これ言ってもいいのかな?…」

「何か悪い事か?…」

「悪くはないけど…近々、その3人の内の誰かと…セックスするかも…」

「へっ?…それは人としてダメだろ…取り消せ…今のは無効…」

「無理だよ…だってあたしが見たの君の近々起きる良いことだから…良かったね…きっと近所の幼なじみとか…従姉のお姉さんかもね…」

「……」

ま、まじか…決定事項ですか?…完全な近親相姦ではないか…でも誰と未然に防がなければ…


「い、いつ起きるか…見えるか?…」

「うーん、何時とか…ただ見えたのは…平凡な部屋そしてベッド…暗い時間帯…多分深夜かな?…」

寝込み襲われますパターンか?…


3人の性格を思い出す…妹は余り語らず…俺を無視、姉は口悪くどちらかと言うと粗暴な残念美人…後は…母さん…姉の生き写し美人だが…酔ったら大変だ…


結果、妹は除外…母さんと姉の2人…ダブルで襲われたら完全に防御不可能だ…


「わかった…ありがとう…」

完全に知らなきゃよかった感を放ちながら…占い師しか離れ歩き出した…


「当たったら…お菓子の詰め合わせキボンヌ…へっへっ…バイバーイ…」

何がキボンヌだ…


俺にとって危険なイベントじゃないか…


モテ期か?…


って事は…十夜以外の他にも言い寄って来る女が現れるのか?…


「……」

これは、これで…久しぶりに墓参りでもしてみようかな?…


※久しぶりじゃなくちゃんとしろよ…


「んっ?…何か今テロップが流れたが…気のせいか…」

俺は…妄想でまだ見ぬ女と男女の関係になるかもの女の子を描いていた…


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