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君と出会って世界が変わったー。

第5章 妬みと友達

「裕罹ちゃん!来てくれたんだ〜!!」

屋上に着くと、生が爽やかスマイルを浮かべてそういった。


「ちょっと1人でいると面倒なことになりそうだったから…」

「そうなの?何かあったってこと?」


生は少し心配そうに聞いて来た。


なので裕罹は、氷室 深郗のことを、生に話した。


「氷室が?それは妙だな…」

「水速くんは、氷室さんを知ってるの?」

「まあね。中学が一緒だったから。」


そういった生の顔が、裕罹には少し寂しそうに見えた。



「でも、氷室はそんなしつこい子じゃなかったし…。」

うーんと生は考えた。

これはあいつが関わってるかもしれないな…

とある人物を思い浮かべ、生は直接聞いてみようと考えた。


「裕罹ちゃん!ごめん、今日は一緒に帰れない…」

生はそういいながらごめんなさいのポーズをした。

「元々水速くんが一方的について来てただけでしょ…」

裕罹は半分飽きれてしまった。

でも、少しだけ寂しいような気もした。

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