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君と出会って世界が変わったー。

第6章 本当の友達

「大丈夫かい?」

屋上の床に座りんで、生は裕罹に尋ねた。



「う…うん……。」


すると生ははぁ〜っとため息をついた。


「見苦しいとこ見せちゃったね…」

そう言うと、髪をガッと掻き上げた。



「でもさ。俺、ああいうの許せなくて……」


そう言って生は寂しそうな顔をした。


「何か…あったの?」


裕罹は恐る恐る尋ねた。





「嗚呼、昔ちょっとね……。」


少し考えてから生はこう言った。


「……聞きたい?」


「話してくれるのなら…」



裕罹がそう言うと、生はスーッと息を吸い込んだ。


そして話そうとした瞬間。






「その話は、私からさせてください!」

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