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君と出会って世界が変わったー。

第6章 本当の友達

そこに入ってきたのは、氷室 深郗だった。


「氷室…。」


「この話は私からさせて、水速くん…」



生は少し考えてこう言った。



「分かった、氷室から話してくれ。」




そして少しの間沈黙が続き、深郗は口を動かした。









「あれは、中学三年生の時…そう。私と愛歌ちゃんがまだ、仲の良かった頃の話よ。」


「愛歌って…」


「ああ。遠藤のことだよ」



そして深郗は話を続けた。



「あの頃は、私も愛歌ちゃんも、そして水速くんもよく一緒に遊んだよね。…でも中学三年になってから、この関係は大きく変わっていった。」

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