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恋して桜!

第7章 永倉さんに恋出来る?! 2

山南「それで、雪村くんは
永倉くんの花街の話や、
三バカで群れて眠っていた所を見て胸が痛むと…そうゆうことなんだね?」

千鶴「はい。」

山南に、胸の内を吐露してしまった千鶴。

千鶴「あの…山南さん、教えてください。
私はおかしいのでしょうか?何かの病気ですか?」

山南は怪しい微笑みを浮かべ答えた
山南「雪村くん、それが病かどうか確かめられる方法があります。」

千鶴「本当ですか?」
千鶴は、ぱあっと表情を明るくし山南に尋ねる
千鶴「山南さん、その本当を教えてください!」

山南は少し思案して、一言ずつ言葉を選びながら話す。
山南「雪村くん、明日の夜
隊士のみんなをねぎらって揚屋で食事するのは知っているね?」

千鶴は、首を縦に振って答えた。

山南「ではその場で試してみたいのですが
雪村くん、君にはある事をしてもらいたいのです。」

千鶴「?」
山南の言葉の意味が分からないとでも言う様に千鶴は首を傾げる。

山南「まぁ、ドラ○もんのような事を私がしますので
雪村くんは明日、女装する準備をしておいてください。」

千鶴「…はい、わかりました。宜しくお願いします。」
千鶴は山南の考えている事がイマイチ理解できなかったが、いい様に運んでくれるだろうと信用し
にっこりと微笑み、例を告げて
山南の部屋を退室した。


山南「さーてと、この秘薬を試す時がきましたね。
くっくっくっ」


怪しい微笑みを浮かべるもの
ウキウキしながら部屋へ戻るもの
怒られて凹むもの
怒り疲れたもの

それぞれの思いを胸に夜はふけていくのだった。

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