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恋して桜!

第9章 不知火さんに恋したら

千鶴side


新選組へ今宵も襲撃がくる。
私を寄越せと言う、風間さんという鬼。

後ろにはいつもとおり、天霧さんと不知火さんがいる。

風間「雪村は俺に相応しい嫁だ。良い加減理解しろ」

ガシーン!
刀の刃と刃がぶつかり、土方が応戦する

土方「良い加減、てめぇこそ理解しやがれ!
千鶴はお前の嫁になんてなりたくねぇんだよっ!」

もう、ほぼ毎晩の事なので幹部隊士の間では名物化している


天霧「こんな遅い時間にすみません」
斎藤「まぁ、良くはないが天霧にも立場があろう?」
天霧「ご配慮頂きありがとう存じます」
斎藤「にしても、風間も懲りぬな」

落ち着きの塊というこの二人が、会話しているそばで此方も
盛り上がりを見せている

永倉「はい、はったはった!土方さんか、風間か
今日諦めるのが早いのはどっちだ!
一口一文だょー」

藤堂「んー。俺は土方さん!」
不知火「俺は…土方だな」
原田「いいのか?自分のカシラを差し置いて」
不知火「まぁ、俺らはそうゆう面倒な上下は嫌いだからな」
原田「ふぅん。いいこったな。」
原田は手に持った酒を煽るように呑む

不知火も原田と共に酒を酌み交わす

土方「てめぇら、仲良しこよししてねぇで応戦しろ!」
風間「天霧、不知火お前達もだ!」

天霧「んー。斎藤、今宵も手合わせ願えるか」
斎藤「うむ」
天霧と斎藤は確実に稽古を始めた

原田、不知火「面倒くせぇな」
不知火「お、流石原田だな」
原田「お前もな、不知火。俺らは飲み比べといこうぜ」

平助と新八はわーわーいいながらじゃれている


もう土方と風間の意地の張り合いのみである


千鶴は全員分のお茶とおにぎりをこしらえ始めた。

千鶴「みんな仲良しですね。
なんだかんだで、羨ましいですし、
みんな兄の様です」

千鶴、おっとりである。

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