テキストサイズ

ボ イ ス

第2章 *始まり



ハッ…


私は瞬時に今朝尻餅をついたことを思い出した。



あのときに外れちゃったのかも。



「ごめん早苗。先行ってて!」


「あっ佳奈っ…」



早苗が私の名前を呼んだが、私は振り向くことなく、足を急がせた。


向かっている場所はもちろん、今朝尻餅をついたあの場所。



ハァ…

ハァ…


部活やってないだけあって、体力はすぐくなる。


少し走っただけでこれだもんなぁ。



タッ…


目的地に着いた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ